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ここのところ、リボン部分の音程に関して、頭も作業も集中しているため
ブログのアップが滞ってしまっていました。

気づくと、半袖のTシャツだけではいられない季節、工房の柿の実も色づき始めています。

今日は先回の続きで、リングと鍵盤横部分についてです。

リングは、軽量化をはかったこと等前回書きましたが、それだけでなく、
上の写真のように、ギリギリ鍵盤の端まで移動させることが可能です。
つまり、この音までしっかり出すことができます。

仕組みは、下の写真のように、鍵盤横の部分の下部の角がなめらかに面取りされているので
最低音や最高音を演奏する際に、端までリングを滑り込ませることができるというわけです。

しかし、よく見ていただくとわかるように、上部だけは削らずに角を残しています。
それは、鍵盤下を調整する際に、この角に指をひっかけて
鍵盤を持ち上げやすくしているためです。



また、この写真からもわかるように、リングの紐(糸)は、小さな穴から出ていて
その先の内部(真鍮ではさまれた部分)に滑車が横に配置されています。
それにより 演奏中に紐が滑車からはずれることが 極力起こらないよう設計されています。 

また仮に、たとえ滑車から外れたとしても、全くそこで紐が固定され 動かないのではなく
多少の違和感はあっても、紐は動かすことができ、
突如として弾けなくなるということはありません。 

補足情報として 最初の写真、鍵盤サイドには黒檀を使用。
またその上部にあるルビーのつまみは鍵盤のビブラートを固定するネジです。
楽器の移動の際には ここを閉めて 鍵盤が不用意に動かないよう固定させます。

| ASADEN仕様 | - | - | posted by ASADEN -


引き続きASADENオンドの各所説明 今日はリングです。
リングは リボン奏法の際に 右手人差し指を入れて演奏します。
鍵盤を弾く際にスッと外したり 再びリボン奏法に切り替えるときには サッとはめたいので
指が素早く出入りできる必要があります。
とはいっても、緩すぎると演奏中に抜けたりするので 強すぎない適度なバネがついています。
指が締め付けられることもなく またかなりの軽量化をはかったので 重さを感じずに
使えると思います。


 
また、不都合が起きた時や取替える場合に リングは単独で取り外せるようになっています。
つまり リボン(紐)はそのままの状態で リングだけを外せるので
リボンまでも外したり 再び取り付けたりする手間が要りません。
もちろんひとつひとつが手作りなので、演奏者の指の大きさや形に合わせて
アルミのカーブも調整できます。 リングの白い部分はジュラコンです。



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各部分の説明も少しずつアップしていきます。
今日は、ASADENオンド(上記全貌)の側面と脚の部分についてです。

下の写真は 楽器上部から側面を撮ったものです。
見てわかるように 側面の木材は丸く削り込まれています。
デザイン的な特徴ともなっていますが、これは 両側面を両手でおさえ
楽器を移動したり、位置を変えたりする際に、削り込みの窪みに手が容易に固定でき
滑らないようにと考えたものです。
実際ここに手のひらがしっかりと吸い付く感じで 持ちやすいです。



また、多少の削り込みではありますが、少しでも軽くしようとしています。
ここだけではあまり違わないかもしれませんが、このような工夫を多箇所にわたって
施しています。 少しずつの減量が全体の軽さへと結びつくように。

脚も同様です。軽量化を考えて部分的に細く削り込んでいます。
この脚はそれだけでなく、ヴィブラートで演奏しても楽器自体は揺れないように
さらに、モリス・マルトノの楽器に見られる特徴的な美しい脚の形を自分なりに取り入れて
最終的にたどり着いた形です。 


脚の付け根は 上の写真の真鍮部分で 回すと外れる仕組みになっています。
楽器を運ぶときには4本の脚を外してコンパクトに運ぶことができます。
脚の細くなっている部分は持ちやすいです。

脚の先は 床にピタリと面するように自由な角度で曲がるアジャスターがついています。
それにより、しっかりと固定されます。 また、その上の真鍮部分はストッパーで、
ここを緩めると脚の高低が変わります。 楽器の高さを好みで調整することができます。
いずれも単なるデザインのためではなく、機能性を考えた結果が、デザインとなって
生まれました。
 
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